何かの事柄が正しいことを伝えるためのフレーズとして、
「(人名)も言ってる」というのがあって、
そこに入る人間によって正しさというよりも強度が測れるようなことがあって、
〇〇さんだと失笑が湧き、△△さんだと「おお!」と誰もが納得し、□□さんだと誰もが「じゃあ嘘じゃん!」となる、ような。

私が「おお!」と思うのは、私が「それは強い」と思うのは、

「スーザン・ソンタグも言ってる」。

 

私は現在再起動中で、再起動中に本を読んでいて、心のエネルギーの原料になることは本を読むことしかない、と2日前に書いたのだけど、

レベルブックスさんで手に取り一緒に家に帰った一冊『スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー』の中で、

「スーザン・ソンタグも言ってた!」

“書物はわれわれの夢や想い出の気まぐれな寄せ集めに尽きるものではありません。自分を越えてゆくためのモデルも提供してくれるのです。読書は一種の逃避、「現実の」日常世界から想像の世界への、書物の世界への逃避としか考えない人もいます。書物はそんなものではありません。本当に人間らしくなるための手段なのです。”

-『スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー』P21より引用

スーザン・ソンタグも言ってるから、本、読もう。