からっぽ恐怖症

海野十三,少年小説大系,三一書房

からっぽが苦手だ。

満ち満ち詰まったものが好きだ。そう、本とか。

 

からっぽが怖い。

だからまだ何もない状態が苦手で、なんでかというと、そこに満ち満ちに詰めなくちゃ、詰めるのは大変だなあ、でも絶対満ち満ちにしたいから、きっと疲れるなあ、と最初から満ち満ちに詰める労力を想像してしまい不安に、怖くなってしまう。真っ白な紙を前にしたような何かを始める前の状態が苦手だ。

 

とにかく何でも満ち満ちに詰まったものが好きなのだ。満ち満ちにしたい。

 

素敵に詰まっている表紙。大好きだ。

海野十三,少年小説大系,三一書房,平野甲賀

 

この表紙はシンプルでかっこいいけど、もっと満ち満ちにしたくなってしまう。

土井善晴,グラフィック社,一汁一菜で良いという提案

でもだからかっこいいと思うのだと思う。私には出来ない、この潔さに憧れる。

 

「なにもない空間」の表紙はなにかけっこうある。良い満ち満ちだ。

なにもない空間,晶文社,ピーター・ブルック

安心する。好きだ。

できたものができたもの

zine,zinphony

前の「できた」は英語にするとfinishの「できた」、で、

後ろの「できた」は英語にするとcan(could)の「できた」、だ。

 

人間締め切りがないと出来ない、というのは本当にその通りで、

完璧な完成を締め切りもなく目指したら、絶対に完成しないと思う。

 

時間が経つと人間は成長してしまうから、

自分の目指す「完璧」の壁はどんどんどんどん高くなってしまう。

 

だから、締め切りまでにできたことが、できたもの、その時点の自分の完成形。

 

「できた」はcompleteではなく、finish。

finishはゴールテープを切るイメージ。completeは全部集めた、というイメージ。

作ることに完璧はないから、終わりが来た最後の全速力でテープを切るしかない、フィニッシュ!

 

そういうわけで、完璧を求めず、出来るところまで、やります。

できたものができたもの。

 

もっと出来たな、と思う気持ちは次に繋げる大切な心のバトン。

 

Yes, I can!

 

ZINPHONY vol.9

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